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10000リットルの汗

2008/08/12 [09:02]

広島県呉市天応。R31を走り、呉の市街地に入る手前の、何んでもない路上で、メモリアルなその瞬間が訪れました。


去年の7月1日に北海道宗谷岬を出発して以来の走行距離が、
ついに10000kmを突破しました。
おめでとう!
ありがとう!
本当に何でもない路上で自転車を止め、嬉々として写真を撮りました。
不審がる周囲の視線などどうでもいいぜ。
だって10000kmなんだから!


呉の大和ミュージアムと海上自衛隊呉資料館は、まる1日過ごせる盛りだくさんのスポット。
戦艦大和の模型や、本物の零戦や回天が展示されています。
最近引退した潜水艦「あさしお」の内部に入れるんですが、
船というより兵器でした。
僕は自転車に乗っていたいです。



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ナガサキの方角

2008/08/09 [23:06]

広島に留まっています。いま広島では、平和記念資料館の地下のホールで被爆体験証言会が毎日開かれていて、それに連日出席しています。


平和公園のベンチなんかで佇んでいるお爺ちゃんに話を聞いてみたりもします。
ただ、そういうときは、気が付いたら広島カープの初優勝の話にいつの間にか話題が変わっていて、
広島カープファンの僕には、この話は楽しくてたまらんので、
戦争の話はあまり聞けていません。


さて今日8月9日は長崎の「原爆の日」でしたね。
長崎でも平和式典が厳かに開かれたことでしょう。
広島から、西に祈りを捧げます。
長崎の日に合わせて、今日、キャンドルを灯して平和をねがうイベントがあったので参加させてもらいました。
かつて平和公園を訪れたアメリカの音楽家レナード・バーンスタイン氏の言葉です。
「言葉は十分だ。行動だけが十分たりえない。」


平和を求めるならそのために何をする?
何ができる?
他力本願でいきますか?
音楽家の刺すような言葉です。


今日の僕には、
キャンドルナイトを企画した広島の若者たちに協力することしかできませんでしたが…、
(いや別にこういったことが「行動」の本質だと断言しているわけでは無いが)
少なくとも、広島の若者たちの熱い気持ちの片鱗を見ました。


6日は、平和公園内あちこちでこうした自作のミニイベントが開かれていて、
内容はともかく、自分たちのが終わった瞬間に、狂喜乱舞して飲み屋に繰り出していく彼ら(一部!)の揃いのTシャツに何だか失望していただけに、
今日まで残ってて良かったな。と少し思いました。
バカな結論ですいませんが、
平和をねがうときTシャツは揃えてはいけません。



ヒロシマ8・6

2008/08/07 [00:49]

広島に原爆が投下されて63年。 平和公園で朝8時から行われた平和記念式典に参列してきました。


ただ黙って、死んだ人々に鎮魂の黙祷を捧げること。
僕の仕事はそれだけだったので、
きっちりやってきました。
式典は一時間ほどですぐに終わり、その後は、
公園内の木陰で、青空教室で被爆体験を話しておられる語りべの方々のお話を、子供たちに混じって聞きました。
63年まえの今日、ここであった出来事。
この青空教室も、語りべの方の人数じたいも、年々減ってきているそうです。
当然、いずれ被爆者はこの世からひとりもいなくなります。(そうでなければいけない)
聞けるうちに聞けて良かった。肉声と書物では、伝えられるものの質に決定的な差異があるようです。


続いては、国際会議場であった演奏会「ヒロシマのココロを世界に2008」に出席して、
音楽で平和の希求を表現する人々のココロを感じてきました。
平和記念資料館は入館料50円。
今まで訪れたあらゆるミュージアム中で、最安でした。
展示の内容は書き切れません。
行って、見てください。行ったことのない人をぜひ伴って、何度でも行ってください。
資料館を出るともう日が暮れていて、元安川の灯篭流しが始まっていました。
63年まえは死体であふれかえったという元安川、流れる灯篭を飽きず眺めて平和について考えました。
平和について考えながら、
肩を大胆に露出したガールの白い肌を目で追っていました。



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