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晩白柚、太平燕、いきなり団子…

2008/12/06 [19:07]

八代で、名産の「晩白柚(ばんぺいゆ)」を食し、これを皮きりに、火の国熊本、味巡りツアーが始まりました。


晩白柚はメロン大の巨大な柑橘類で、今が旬。
味は、苦くないピンクグレープフルーツのようでした。
衝撃的な見た目と、それに裏腹なおとなしい味。
味のツンデレと呼びたいと思います。


熊本市にやってきて食べたのは「太平燕(たいぴーえん)」でした。
熊本の中華料理店には必ずあるが、よそではまず無いという、
隠れ熊本名物で、簡単にいえば、「麺が春雨の長崎ちゃんぽん」
市内の中華料理店「興龍」で食べた太平燕900円、
懐は痛かったけど、とても美味しかったです。
普通の中華麺と違って春雨には事実上味がないので、
鶏ガラ主体?のスープに、その分、かなり深いコクと旨味が持たせてありました。
もしこのスープに中華麺だったら、だいぶクドいはずですね。(一口目だけうまいラーメンみたいな)
そして特筆すべきが、豊富な具材の存在で、
すべて拍子切りに揃えられた筍にキクラゲさらには豚肉、椎茸、人参、白菜がたくさん載っています。
エビやイカなんかとあわせて、さっと炒められたこの具材が実にいい仕事をしてるんです。
味の食物繊維遊園地と呼びたいですね。
熊本を訪ねれば、太平燕、たいぴーえんを忘れずに!


いきなりですが、「いきなり団子」も食べました。
ふかし芋とあんこを、ふっくらもちもちの皮で包んだ、
団子でありつつ饅頭のようなきんつばのようなお菓子です。
皮がおいしいーー
実は、これに関しては旅に出る以前からその存在は知っていまして、
熊本では絶対食べようと心に決めていたんです。
素朴で大好きな味でした。
さつま芋とあんこと皮。
和菓子の千両役者そろい踏みの、味の最強トリオですね。


最後に登場するは、もちろん「馬刺し」。
う、うまい。
スーパー「みやはら」で普通に売っていたやつで、
マグロより安いくらいのお手頃価格でした。
東京や大阪に出荷されては、何倍にもはね上がっていくようですよ。
脂が少なく、さっぱりとしつつも、ちょっとベーコンに似た芳醇な味わいの柔らかい生肉。
球磨焼酎「白岳」の湯割りをちびちびやりながら一緒に食べました。
味の…


…。もういいや、おいしいものはおいしいです。
馬。草原のかわいい馬よ、ありがとう。済まない。うまかったよ。





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