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隠岐ノ風 その5

2008/07/23 [19:43]

大阪まで、飛行機で一時間で結ばれている隠岐空港を見物してから西郷の町に再び入り、隠岐の島をだいたい一周完了です。


西郷港の防波堤で休憩していた親爺さんと親しくなりました。
「4、5日まえにも自転車の兄ちゃんがそこら走っとったんよ。
暑いのにご苦労やな言うとったんや。
ちょうど君くらいの背格好でな、
そんなような荷物積んで、
そんなようなヘルメットかぶってな、
…ん?」
「そうすね多分それ僕っすね。」


西郷再訪。
同じ町に二度行くことはあまりなく、右も左も分からない町におおむね行きどおしなので、
こうやってふっと既に見知った町の光景が現れると、妙に安堵してしまいます。


そう、こんなことがありました。
初日に西郷の町をうろうろしていて、隠岐水産高校の前を通ると、
校庭の一角に土俵があり、相撲部とおぼしき3人の若力士がしこを踏んでいました。
顔が分からないくらい、だいぶ距離があったが、
そこからしばらく見物していると、彼らの方でも僕に気付いたようでした。
高校に土俵があり相撲部があることは、僕には珍しくて面白かったけど、
向こうからすると荷物満載のサイクリストの方がよっぽど珍しいんだろうな、
なんて思いつつ、
手を振ってみると彼らも振り返してくれ、写真を撮りました。


さて、島を一周してきて、再び高校の前を通ると、
やはり土俵の近くに、服は着ているが、恰幅のいい3人がうろちょろしている。
こないだの3人かな。多分そうやんな…。
と思いながら、走りつつ横目に見ていると、
彼らの方から大きく手を振ってくれました。


言葉はかわしていませんが、
でも何かの温かい交流があった。
彼らのうちから関取は誕生するでしょうか。
すればいいな。
しこなは勿論、「隠岐ノ風」。


…つづく



comment (1)

しこなは勿論、「しゃぶの山」

レフティ : 2008/07/23 [23:13]

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