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雪の中のシャングリラ

2008/01/26 [08:42]

氷点下にまで気温が下がった夜、 〈炉からじゃんじゃん〉 流れてくる製品を、右から左へ左から右へ、次々さばいて朝を迎えました。 「きょうは外、大雪だよ。」 交代に出勤してきた同僚が教えてくれたとおり、 外に出てみると辺りは美しい銀世界。 ひとり感傷に浸っていたら、久しぶりに色男Kさんに遭遇し、 「君、こんなの雪じゃないよ。」 と笑って一蹴されてしまいました。 そう、Kさんは北海道の色男なのだ。


こんな言葉があります。
〈雪が美しいのは、彼が雪国の人間ではないからだ。〉
闘うべき生活の敵か、それとも?
人魚は半魚人と同じか、それとも?
とりあえず大阪人の僕は、、
雪の情緒は幼いときからとても好きです。


…遠くから眺めたシャングリラは、中から見ると果たしてどんな。
飛び込んだ美しい雪の街で、「越冬」している最中です。


 相づちの朝の家路の白さかな缶珈琲の湯気が膨らんで冬




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