しゃぶさん自転車で日本縦断の旅【PROOF OF ASSHOLES】

時事的なことを書くのは出来るだけ避けているのだが、
どうしても書きたくなってしまった。
今、ハンドボールが熱い。
テレビのスポーツコーナーでは連日、
ハンドボール北京五輪予選やり直し問題の動向が報告されている。
（審判の恣意的な判定が続いたため、試合が無効に。敗退していた日本に光明が。）
エース宮崎大輔が
「ぼくらはとにかく、しっかり準備するだけデス。」
みたいな感じの爽やかコメントを発していて、
元カリスマハンドボーラーの僕は、思わずにんまりしてしまった。

ハンドにこれだけの注目が集まることは、これまで無かった。絶対に無かった。
一応無効になった最初の予選で仮に、
弱い日本が奇跡的に五輪出場を決めていても、
誰も知らなかったろう。
残念ながら、日本でハンドボールは人気があるとは言えない。

スポーツには、
〈見られて成り立つ〉という側面が、どうしても、ある。
日本のハンドが、良くなっていくには、だから、もっと見られなくてはいけないのだが、
悲しいかなこれまではその機会に恵まれてこなかった。
（たまに目にするたびに、あぁ未だにキーパーはパジャマか…と悲しくなったものだ。）

しかし今、
誰も予期しなかった形で、
注目度という点において千載一遇のチャンスがハンドに訪れている。
３０日、ハンド日本代表は必ずや、五輪切符と共にこのチャンスを掴んでくれるはずだ。
宮崎大輔が、やってくれるはずだ。
今、北京を決めれば、本大会もきっと盛りあがる。
ハンド新時代。
もはやエースはリーゼントではない。

男子は３０日、ゴールデンで生中継があります。
韓国との一騎打ちに勝てば、その瞬間北京が決まる。
五輪は４年に１回あるけど、ゴールデンの生ハンドは１００年に１回かもしれない。
俺は、
仕事を休む。
宮崎大輔が、
やってくれるはずだ。