米兵らしき体格のいい外人さんがハンバーガーショップで大きな口を開けています。軍港の町佐世保にやってきました。
タイミングよく、大学ヨット部の後輩カクジが航海を終えて母港へ帰還してきました。
彼は現在、海上自衛隊の最新鋭護衛艦「まきなみ」で通信士の要職にあります。
「まるよん」から「まきなみ」に乗り換えて、
刈り上げた短髪に凛々しすぎるフェイス…、オトコマエを通り越えていかつい感じになっていました。
男っぷりはマイケル富岡などとうに凌駕して、マイケル中村など足元にも及ばず、マイクベルナルドみたいでした。
彼のエスコートで米軍基地のゲートをくぐり、
停泊中の「まきなみ」に乗り込み、
自衛隊の本気の艦船を見学させてもらいました。
こんな経験はもう二度とできない!
ありがとう!カクジ!
鑑橋からミサイル台から食堂やトイレまで、
くまなく案内してくれましたが、
「ココはササっと通り過ぎてください」
「コレは写真はダメです」
と、ちょいちょい機密上危ない箇所があったりするのが、また面白い。
僕にはどう違うのか全く分からないんですがね。
「これ魚雷です、短魚雷といいます」
ここにある、いつでも発射できる状態に構えた魚雷のリアル!
呉の博物館にあった展示されている艦船とは違って、
一線で活躍中の護衛艦は、どう言っていいか分からないけど、つまりスゴかったです…!
舞鶴に始まり、呉、江田島、鹿屋と、
カクジの仕事を想起しつつ訪れましたが、この佐世保で最高の形で完結させられて満足です。
似たような仕事をしていたと思われる僕の亡くなった祖父も、
このような世界で、この射るような目をしていたのでしょうか。
あの魚雷が実際に船を沈めることがないままやがて処分されることを祈りますが、
カクジや、今日は食堂でつまみ食いをしていたカクジの同僚の男たちが、
いざというときの為に、海で陸で日夜頑張ってくれている。それを目で見て僕はひとつ安心をしました。
そういえばこの日はクリスマスイブでした。
男たちのMAKINAMIに
メリークリスマス。
comment (2)
2日がかりで戻ったからな。でもその甲斐があった。Thank you。
わざわざ佐世保に寄って下さって、ありがとうございました。クリさんの旅に少しでも関われて良かったです。
旅が無事に完結するのをお祈りしてます。