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再び、使者になる

2008/11/26 [23:00]

素人に、人さがしは楽じゃない。


OMちゃんの、宮崎県のもう一軒の恩人の方のお宅を探索します。
住所は聞いているので、地図で見て見当をつけ、
後は、道行く人に聞いて探すのですが、なかなかたどり着けません。
国道沿いの家だと思うんだけどなぁ…。
と思いながらうろついていると、簡易郵便局を発見したので、ここで聞いてみることにします。
局員さんは、超詳細な地図で調べてくれました。(むかし宅配寿司屋でバイトしてたときに使ってた、一軒一軒の名前入りのヤツだった!懐かしい…)
しかし残念ながら、見つかりません。
局員さんは恐縮しつつ、
「本局の方に行って聞いてみて下さい。あちらは配達もしてるので分かるはず。」
とのこと。
で、行ってみると、
「たぶんあの辺りなんであそこのガソリンスタンドで聞いて下さい」
と、意外と素っ気なく言われました。
ガソスタの辺りっていうのは最初から分かってるんだけどなあ…とぼやきながらも、
言われた通りに行ってみたのが、正解でした。


ガソリンスタンドの奥さんが、たまたま目指すYさんの奥さんと友達で、
自宅はもとより、「今たぶん留守だから」ということで、
Yさんの奥さんのやっている美容室まで、
軽トラで僕を案内してくれました。(感謝!)


そうしてたどり着いた「るり美容室」。
奥さんは当然、最初びっくり仰天してましたが、
OMちゃんの手紙とこの使者の頑張り(?)を、非常に、喜んでくれました!
色々ごちそうさまでした。
いやあ、来てよかったな。
自分が楽しむためのこの企画だけど、相手も喜んでくれるじゃないか。


詳しいエピソードは省略しますが、
道を聞いたのがきっかけで、OMちゃんとYさん夫婦は親しくなり、
泊めてもらった恩を(あとバーベキューの恩も)OMちゃんはずっと抱いていくわけですが、
奥さんは言うのです。
「なにか、こちらの方が、感動させてもらってね…」


旅人が恩人に感謝をする。
恩人の方でも旅人に、それに似た優しい暖かい気持ちを持つ。
偶然がつないだ、旅人と恩人の間の美しい絆のようなもの。
奥さんの言葉や表情に、そんなものを感じました。
それは例えば、結婚前の男女の「愛」より、よっぽど尊い気がします。


仕事を終え、僕はまたしても軽くなったペダルを回して、南へ南へと駒を進めました。
沿道のハイビスカスがきれいでした。(写真)




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