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再会・再会

2008/10/18 [21:43]

今治城のお堀の水面を物憂げに眺める、 薄汚れたかっこの若い女の子を発見しました。


下関で別れた神奈川の大学生OMちゃんの再登場です。
僕がお遍路で四国を一周した間に、
彼女は九州・沖縄を制覇して、
しまなみ海道を自転車で渡り、四国に入ってきました。
独りで、カラオケ店に泊まったり吉野家にもガストにも平気で食事しにいけるタフなハートも素晴らしいけど、
女だてらに、自転車日本一周とは、まことにすごい体力です。


連絡を取り合っていたものの、再会できてうれしい。
噛みしめつつペアランしていると、
頻繁に歩き遍路の白装束にすれ違います。
流れるプールを逆走するようなもので、
四国を反時計まわりしていると、
お遍路さんの数がいつもより多く感じられるのですね。
こんなにいたのか…。
といっても1日走って10人とか、そんなですが、
毎回、知った人じゃなかろうか、と気になります。


中には自転車遍路の人もいて、おお同好の士。という気持ちで挨拶すれば、
ん?



師匠!
師匠ではございませんか!
お遍路初日に出会い、親しくなった親爺さんにまた会えました。
固い握手をしました。室戸以来ですね!師匠。
そしてまた例によってこの先の耳寄りな情報を頂きます。
僕たちのコミュニケーションは、こればっかです。(それがいい)


「またお会いできて良かったです!」
この台詞をこんなに心の底から口にしたことはありません。
「ああ、またどっかでな。俺は四国ずっと回ってっから。」


親爺さんは既に、
そのまま連続で7周目に入る決意をしていたのでした。




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