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銀の森へ

2008/06/29 [02:47]

さあて、沖縄を目指すか…!


沖縄本島の南端、ひめゆりの塔が僕を待つ喜屋武岬にいよいよ向かいます。
今日は、沖縄のイメージを自分の中で強くしたくて、
映画「ナビィの恋」でも見ようかとTSUTAYAに行きました。
しかし借りたのは「ニライカナイからの手紙」。
蒼井優主演、竹富島の自然の美しい映画でした。


親代わりの祖父と二人だけで暮らす女の子は
東京に居るという生き別れの母から、一年に一通、誕生日ごとに送られてくる優しい手紙を心の支えにして生きている。
頑固者の祖父との関係はうまくいっておらず、
二人が向かい合ってただ黙々と箸を動かす食卓は、
淋しい空気が支配している。
高校を卒業し、島を出ることに決めた女の子は、
しかし別れの挨拶すらきちんとせずに船に乗る。
その後の、母の手紙にまつわるエピソードが、
映画のメインストーリーを作っていき、クライマックスを呼び込むのであるが
最も印象的なのは、
成長し、家族の愛を理解できるようになった女の子が再び祖父と食卓を囲む、もうひとつのクライマックスシーンでした。
会話はない。
箸だけがやはり動く。
食器がカチャカチャと静かに鳴る。
だが祖父が無感情につぶやくのだ。
「……ぅまぃ。」
それを聞いて蒼井優が小さくニヤリとする。
劇的な和解はない。それが家族というものの姿であるらしい。


蒼井優が見事なはまり役で、つまり彼女の映画でした。
水野晴郎さんを悼みつつ言わせてもらいます。


映画って
いいもんですね。



comment (2)

おセンチせんち。
そうでなくとも感動体質になってるから、訳わからんくなって逆に大丈夫や!

しゃぶ : 2008/07/02 [20:48]

ひめゆりの塔をゴールにするのは
オススメしません。
ひめゆりの塔に行くと
丸2日間ぐらいおセンチな気持ちになるから。

イナヴァ : 2008/07/02 [18:11]

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