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小諸なる古城のほとり

2008/05/11 [00:13]

「標高1500M以上は雪の可能性ありだってさ」 そんな話も聞いた、それほどに寒かった今日、僕は小諸という小さな城下町をたずねました。


山本勘助築城の小諸城は、懐古園という、雅びな名前の公園になっています。
いつ訪れるか。それが案外重要だと気付いた。
と平泉の中尊寺のとき言いましたが、
今日この懐古園を、
季節はずれの氷雨のなか訪れることが出来たのは、ラッキーでした。


小諸城は「穴城」と呼ばれる、珍しい、町より低い谷あいに築かれた城で、
普通の城が、どうだと言わんばかりに城下を見下ろして構えているのに対して、
町の人の目線の下、低い位置に謙虚にたたずんでいます。
天然の谷を利用した堀は、なかなか深くて立派なのですが、いかんせん
地味!ではあります。
でもその分、特別な趣があって、気に入りました。
そして苔むした石垣に、
青々したもみじの葉に、
慎ましく満開のつつじの花に、
氷雨がよく似合う…。


寒い。しかも雨。
そんな悪い自然条件でも、それ故に出会える何かがあれば、
楽しく、旅が続けられるというものです。
台風でもなんでも、どーんとこいや。




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