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義経の笛、弁慶の守刀

2008/04/24 [10:19]

海岸線をひた走り、一昨日は穴水から宇出津(うしつ)まで。昨日はそこから、珠洲(すず)の、能登の先端、禄剛崎(ろっこうさき)を経て、一気に輪島まで来ました。


珠洲の須須神社は、能登だけでなく日本海側一帯の守護神をまつる大社。
残念ながら見ることは出来ませんでしたが、
ここには、源義経奉納の「蝉折の笛」と弁慶の刀が宝物として納められています。
鎌倉の頼朝に追われ、海路で、東北へ逃れる際に、
ここで嵐に遭うも助かり、神社にその礼を遂げるため上陸し参ったということです。


歌も伝わっていました。
弁慶 「都より波の夜昼うかれきて道遠くして憂き目みるかな」
義経 「浮き芽をば藻塩と共にかきながし悦びとなる鈴の御崎は」


ちょっと弱気になってる?弁慶の珍しい一面も捨てがたいですが、
部下を励ます義経の姿に、戦団を率いる男の覚悟が滲んでいて、応援したくなります。


やがてあの平泉で悲運の最期を迎える義経主従の旅。
いや旅というより、命を懸けた決死の逃避行、一縷の望みを繋ぐ行軍、といったものだったでしょう。


珠洲の岬をまわって、僕の方は気ままなひとり旅を続けさせてもらいます。



comment (2)

あれ、そうかな?
前のはちょっと変やったけど、今度はいつもどおりじやない?
まあいいや、楽しんでもらえたらいいです。

しゃぶ : 2008/04/24 [20:58]

なんだかかんだか。
何か文章がしゃぶっぽくないんよね・・・
旅に「ゆとり」の様なものを感じます。
それが文面に出ているような。

旅を続ける内に研ぎ澄まされるのだろうか?
人間の変化って意外と文字に出たりします。
楽しみにしています。

イナヴァ : 2008/04/24 [19:01]

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