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原子力発電所

2008/04/11 [23:57]

小雨降りしきる敦賀半島をほぼ一周してきました。


目的地は原子力発電所。
日本有数の、また世界有数でもあるはずの、<原発銀座>である福井県若狭地方。
関西に暮らす僕たちの生活は、
確実に、ここで生まれる電力によって支えられています。
家に居ながら原発について考えるのと、実際目の前で稼働する原発を眺めながらそれを考えるのとでは、
1mmだけでも違うような気がして、行ってきました。
美浜原発は、敦賀半島の丹生地区に出来た、若狭最古の原発。
そして陸繋島でした。
島のほぼ全てが、巨大プラントと化している(悲しい)陸繋島でした。


火力発電所のように極太の煙突からもうもうと煙を吐き出す訳でなく、
水力発電所の放水のような轟音もなく、
原発はひっそりと建っていました。
それを、希望に満ち溢れた展示でいっぱいの関西電力原子力PRセンターから、眺めながら、
「今、爆発したら、まず俺から死ぬな。」
と、きっと誰しもが思う不謹慎なことを、僕も思いました。
冷たいナイフを喉元にぴたっと当てられているような…。


今チェルノブイリを思い返してみて、恐いと思うのは、
それが<最悪の>事故で、さらにひどいことは起こらないような気が、何となくしてしまう点です。
でもそんな筈はない。
原発は、いつ、どこで、何が起きるか分からないまま、稼働している、と僕は認識しています。


旅のブログで中途半端に言うのも良くない話になってきました。すいません。


とりあえず、余計な電気は消していく方向で。
広島と長崎がある国に生きる人のそれは使命だと思うのです。




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