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武生慕情(前編)

2008/03/11 [21:27]

武生駅前の商店街を当てなく歩いた。


呉服屋があり眼鏡屋があり傘屋がある。
米屋があり薬屋があり時計屋がある。
旅行代理店があり宅配寿司屋がありパソコンスクールがある。
ある。
あるのだが…。
まず間違いなく景気は悪いだろう。
何しろこちらで戸を開けて入るのに、むしろ勇気がいる。
目を丸くして「何か、御用でしょうか…?」とでも言われそうな空気なのだ。
通りに買い物客は少なく、
店の主も、奥に引っ込んでしまっていて、
戸口に人が居たと思えば、
物憂く佇むその麗人はマネキンだった。。。


シャッター街を何とかしなければ。
このところ頻繁に聞く政治家の言だ。
シャッター街をどげんかせんないかん。
流行りのせりふが、それだけで何か許せなく思えるたちの僕には
それは、どうも胡散臭く感じられて仕方がないが、
現にうらぶれた商店街を歩くと、
また、そんな中に、LEDの電飾なんかを駆使してみょうに頑張っている店舗があったりすると
悲しくなって、どうにかならないものかと真情として思う。
ああ、だけども


♪だけども問題は今日の雨
♪傘がない


陽水の歌で締めるほかありません。
写真は、半年間、休日の僕を癒し続けてくれた越前市中央図書館。




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