君の名は
2007/11/21 [11:36]
あ、すいません、ちょっとそれ取ってもらえます?
と、
重成さん、すいません、それ取ってもらえます?
では、受ける感じが全然違いますから。
めんどくささ半減したりしてね。
旅行者は人から名前で呼ばれることが稀です。
逆に呼ぶことも稀です。
たとえば夜誰かと酒を酌み交わして、
ときには夢を語り合うくらい親しくなっても、
朝にはお互い名前も知らぬまま別れたりする。
そんな風に、
価値ある偶然を、いとおしく思い味わいながら、
次から次へ小さな出会いを繰り返していく。
…川を下るような旅路。
〈固い握手が出来ればそれでいい。〉
少し居直りの響きも含んだ、憧れる沢木流ダンディズムが
そこにはあります。
そんな旅の生活にしばらく溺れていた僕ですが、
いま、仕事をしながら職場の人と当然名前で呼び合っていると、
「居場所感」を感じて何だかとても落ち着きます。
ダンディズムも素晴らしいですがね。
人間が定住を選んできたのは、案外、
名前で呼ばれてたい
その一心からかもしれません。
あなたの名前は何ですか。
…いくつもあるって?
思えば名前や呼び名とは、いつも他人が付けてくれることが多い。
そして死者にあたらしい名が付けられることは無い。
名を持つことの幸せを
いちいち噛みしめずに生きている、
それがまた幸せであると
いつか、どこかの国で、
だれか詩人が言ったような気がします。
気がする、だけですが…。

comment (3)
最も罪なことは、名前を奪うこと。
見て見て、
僕の中のモンスターが
こんなに大きくなったよ
確かに、しげが言う様に名前を呼ばれる度に親近感が高まり、名を呼び合うことで信頼感が生まれるな。
人と人との関係は、名を名乗ることから始まる。
昔誰かが言うたかもしれんけど、今オレも言うた(笑)