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ラストイヤー広島市民球場

2008/08/15 [07:48]

広島市民球場は、今シーズン限りで、役目を終え、取り壊される予定です。滑り込みセーフで三連戦を観戦してきました。


対中日ドラゴンズ、一勝一敗で迎えた第三戦。
広島先発はエース大竹。
大竹の美しいピッチングフォームは見ているだけで気持ちいい…。
序盤からその大竹の快投が続く。
糸を引くようなストレートがズバズバ決まり、いつもの四球も今日は出さない。
一度T・ウッズにノースリーになったが、真ん中ストレートを狙い打ちしてきたウッズのライナーは、
前日のヒーロー、サードシーボルの素晴らしい反応によってグラブに収まった。
第一戦から、広島守備陣はファインプレイの連発だった。
サードシーボルは、真面目な性格の、滅多に打たない助っ人だが、守備は実にいい。
ショート小窪は、中日井端に比べると送球は弱いが、堅実で玉際に強い。
そしてセカンド東出。
セカンドに打球が飛ぶと最も安心できる。こんな東出を数年前誰が想像したろう。守備の安定が打席での余裕を呼び、相変わらず盗塁は下手だが、チャンスメーカーの働きを十分に果たしている。彼の才能に惚れ込んで使い続けた三村元監督も、胸を撫で下ろしているに違いない。


守備と走塁のミスを再三犯して流れを失ったのは中日の方だった。
広島は、守備のファインプレイの度にチームが勢い付いているのが伝わってくる。
第一戦こそ李の2発に敗れたが、流れは広島だった。
先週阪神を3タテしたばかりだが、この中日戦も三連勝でもおかしくなかった。
チームは最高の状態だ。
今年はいけるかもしれない。ラストイヤー広島市民球場のスタンドを埋めた2万6千人の期待は膨らむ。


大竹は中日打線を完全に押さえ込んで3安打1四球の完封勝利。
序盤は中日先発川井との息つまる投手戦だったが、赤松の2ラン、そして再び赤松のタイムリー3ベースで中日を引き離すと、あとはスイスイ投げた。
九回にはストレートが152キロ出た。


ヒーローインタビューの大竹。
「ご自身振り返って、どこが良かったと思いますか?
「守備。…味方の」
ヒーローインタビューの赤松。
「本当に沢山のお客さんが詰め掛けましたが…?」
「こんなに人がいてるんやと思いました」


本音はおもしろいです。





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