「お世話になりました」
2008/03/21 [02:00]
突風が吹き荒れた春分の日。
ラスト登板を終えて帰ってきました。
IDカードを返却し、
去年の秋、AさんKさんを含む５人で、担当者に連れられてあれこれ説明を受けながら、硬い面持ちで足を踏み入れた福井村田製作所本社工場を、
後にしてきました。
朝から、お世話になったB棟３Fの我らが外部電極焼き付け工程の皆さんに、
最後の挨拶をし続けました。
引き継ぎのタイミングなんかの関係で、「別れ」の瞬間がまちまちだったので。
嬉しかったのは、最初の数ヶ月僕の指導を担当し、しかしその後別の部署へ移ってからは疎遠になっていたEDさんがふらっとやってきて声を掛けてくれたこと。
あの人にも挨拶したいんだがなあ、と気を揉んでいただけに、有り難かったです。
SMさんやUDさんやFYさんもそれぞれ粋な計らいや嬉しい一言をくれ、
気持ちよく、最後の仕事にいそしむことができました。
間違えて明日も行ってしまいそうな気分です。
でも行っても守衛さんに止められるだけ。
朝起きて仕事に行かなくていい安らぎは
同時に、
どこにも行く必要がない、
誰もどこでも自分を待ってなどいない、
恐ろしさと背中合わせです。
恐ろしさと良い思い出と僅かな金を携えて、
さあ久しぶりに、名前を忘れた風来坊に戻りますか…！
写真は、ひと月前のもの。
雪をかぶった工場と、会社のシンボル、メタセコイヤの巨木。
comment (2)
ありがとう。大いに期待してくれ。
大きく、固くなるから。
一つの別れは、新たな出会いへの希望と移り変わる。
風来坊も二まわりほど大きくなって、未知なる新たな希望へ向けた出発を迎えることに！
みんなが期待してるで！